日記(5月7日~5月10日)

5月7日


友達と中華をたべた。円卓を回すのが楽しくてずっと回していたら竜巻が起こって屋根が飛んでいってしまった。びっくりした。あと友達から扇子をもらって嬉しかった。

 

トナカイさんの写真の展示を観にいったらた、またま友人に会って嬉しい気持ちになった。広い東京で偶然知り合いに会うのってすごいね。

 

トナカイさんとも以前たまたま飲み屋で出会って、自己紹介をしたらツイッターを知っていてくれて「綺麗な文章を書いている方ですよね」と言われて「そうです」と言ったのが初めての会話だった。感じのいいひとで、人柄のよく出た写真だと思う。


角田光代 穂村弘『異性』を読んだ。


5月8日


「メッセージ」という詩をツイッターに投稿した。これまでの詩と比べても、結構評判が良かった。いま虐げられたり辛い思いをしているひとのために何か書かなきゃと思って書いたから、そういうひとたちに読んでほしい。人間は無機物ではない。


夢野久作『少女地獄』を読んだ。登場する女の子が姫草ユリ子という名前でかなり良かった。夢野久作は最高だね。


5月9日


魔法使いになったので箒にまたがって空を飛び回った。酔ってめっちゃ吐いた。


2500文字くらいの小説を書いたけどこういう半端な文字数の小説って誰にも読ませることなくいつも捨ててしまう。ひとに読んでもらったら「かなり良かったし、勿体ない」と言われて、その言葉だけで救われた気持ちになった。


作者未詳『虫めづる姫君堤中納言物語』を読んだ。面白かった。


5月10日


「火星のカップル」という短い小説をツイッターに投稿した。反応が多くて嬉しかったし、読者の母数が増えるというのはいいことだと思う。多くのひとに読んでほしい。


でも、多くのひとに読まれて嬉しかったはずなのに、いきなりダウナーな気分になってしまい「フォロワーが多くなって特定のひとたちじゃなくて大衆に向けた言葉だと思われたくない」と言って、わんわんと泣いてしまった。多くのひとに読まれたくても、ひとりでもいいから誰かにとって救いになるようなものじゃなかったら全く意味がないと思う。


川上弘美選『感じて。息づかいを。』を読んだ。恋愛小説アンソロジーを謳っているけどかなり変だった。(どう変なのか説明しようと文章を書いたらかなり長くなったので消した)