日記(2月19日~22日)

 

2月19日(火)

 

日記を書こうと思った。普通の雑記みたいな感じになると思う。

 

夕飯に鮭のホイル焼きを作ってホットワインを飲んだ。マグカップをすべて割ってしまったので今度どこかに買いにいきたいなと思った。

 

漫画を4冊ほど読んだ。岡田亜紀子『ぷらせぼくらぶ』が、倦怠とすこしの憂鬱を帯びたほんわか学園コメディという感じで良かった。自分は自分の人生を軽視して生きているけど真剣に悩んで生きているひとのこと立派だと思う。

 

家の近所に23時くらいまで開いているカフェがあって、そこに行ってNeutral Milk Hotelという80年代アメリカのインディー・ロックのバンドを聴いた。『In the Aeroplane Over the Sea』泣きたくなるくらい良いアルバムだ。

 

2月20日

 

いますぐ読みたいのにアマゾンで注文しても届くのに数日かかるようなので図書館に行ってフアン・フフルォ『燃える平原』を読み返した。そのあと安心してアマゾンで注文した。

 

何年間も使っている布団を捨ててしまった。新しい布団が届いてから捨てればよかったと後悔。

 

今年、いちばん月が大きく見える日らしい。夜に散歩をするときのプレイリストを流しながら、屋上で横になって、煙草を吸っていた。いつもよりも心臓の音が大きくなっていた。

 

2月21日(木)

 

詩をいくつか書いた。イラストを描いている友達と、詩とイラストの共作をしようと約束していて、この頃よく詩を書いている。そのうち宣伝もしようかと思う。他にも何人かの友達と何かしようと話している。みんなで楽しいこと色々したいね。

 

批評社の『歴史民俗学 特集かっぱ・カッパ・河童』を読んだ。河童の腕は外れやすくて、よく奪われてしまうことがあるらしい。河童に興味を持っているので面白かった。

 

牛肉を買おうとお金を握りしめて外出したのに古本屋にはいって詩集をいくつかと漫画を買ってしまう。財布のお金を使い果たしたので、夜道を走りながら帰った。

 

2月22日(金)

 

5時に起きて、朝ごはんになにを食べようか迷う。最近このくらいの時間には目が覚める。お昼までにお腹が空くとしんどいし、かといって朝ごはんにうどんひと玉を食べるとちょっとだけ苦しくなってしまうから、難しい。バナナとヨーグルトとかどうだろうとぼんやり考える。

 

新宿で香水を買った。香水はたまに使うけどなんやかんやとひとから貰うことが多くて、自分で選んで香水を買ったのは人生で初めてかもしれない。本当はオリエンタルな感じのヘンテコな香りが好きだけど、檜みたいな田舎っぽいけど繊細で優しい香りに一目惚れして、ひとつこういうのがあったら重宝するだろうなと思って衝動的に買ってしまった。

 

吉田加南子『幸福論』という詩なのかエッセイなのか、ふわふわしている本を読んだ。